住まい

分譲マンションにおける「管理規約」とは

マンション住民間に共同生活に対する意識の相違があるため、住民同士のトラブルを未然に防止するために管理規約があります。管理組合の運営に関心を持ち、積極的に参加する姿勢が大切です。

 

・多様な価値観を持った人たちとの共同生活

1つの建物を多くの人が区分して所有するマンションには、その性質上、住民の共同生活に対する意識の相違、多様な価値観を持った住民間での意思決定の難しさをはじめ、所有者や賃貸人が入り混じった利用関係の複雑さ、マンション自体の構造上の複雑さなど、マンション自体を維持管理していく上で、多くの課題があります。
また、建築後相当の年数を経たマンションの老朽化対策も必要であり、老朽化マンションの放置による都市環境の低下を防ぐ必要もあります。

 

・管理規約の必要性

いずれにしても、管理組合によるマンションの適正な管理が行われることが重要です。その管理の根底をなすのが、マンションごとに定められている「管理規約」です。

管理規約は、「マンション管理の最高自治規範」ともいわれており、快適な居住環境を目指し、多様な価値観をもったマンション住民同士のトラブルを未然に防止するための具体的な住まい方のルールです。

管理組合は、管理規約の作成にあたり、国が定めている「マンション標準管理規約」を参考にして、自分たちのマンションの実態と住民の意向を踏まえて適切なものとしていかなければなりません。また、必要に応じて改正を行っていく必要もあります。

一方、管理組合を構成するマンションの区分所有者自身も、「自分も管理組合の一員である」という意識のもと、管理組合の運営に関心を持ち、積極的に参加するなど、その役割を適切に果たすよう努める必要もあります。マンションの価値を長期にわたって維持するために、こうした適切な運営が重要です。

マンションの管理規約について

適切なマンション管理や仕様のルールを定めたものが、「管理規約」であり、国が定めた「マンション標準管理規約」をベースに作成されています。

 

管理規約の役割

マンションや敷地などの管理、使用に関する区分所有者相互間の事項は、区分所有法で定めるもののほか、管理規約で定めることができます。

 

マンション標準管理規約

標準管理規約とは、国土交通省より管理規約の「ひな型」として制定されたものをいいます。もともとはマンション分譲業者や管理会社が個々に管理規約案を作成していたが、その内容に統一性がなかったため、国土交通省によってひな型が制定されました。

 

【規約内容の例】

・ペット飼育禁止

ペットの飼育については、それを認める、認めないに関する基本的な事項は規約で定め、ペット飼育にあたっての手続きや、飼育できる動物などの細部の規定については「ペット飼育細則」に委ねていることが多い。

「ペット飼育細則」における飼育できるペットの種類

・抱きかかえることのできる小型犬及び猫
・中型犬
・小鳥
・カゴの中で飼育することができる小動物(ハムスター、リスなど)

飼育にあたっての厳守事項の例

・飼育は専有部分で行うこと
・バルコニー等で給餌、排尿、ブラッシング、抜け毛の処理をしないこと
・エレベーター、廊下等の共有部分では、必ず動物を抱きかかえるかケージ入れて運ぶこと など

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